海外の経済小説・企業小説・金融小説 "株""投資"をする人におすすめ15作品(洋書・英語・英訳・原書)



スポンサーリンク

 

 以前国内の金融小説や経済小説について「絶対読みたい!経済小説 "株""投資"をする人におすすめ15作家 48作品!!」でまとめたのですが、海外(外国)の作家が書いた金融小説や経済小説、企業小説についてまとめたものがあまり見つからなかったのでまとめてみました。

 

 以前読んで影響を受けた本もあれば、ずっと読みたいと思っていて読めていない本まで色々とあります。それぞれの本の洋書も記載しましたので、原書で読みたい方や英語の勉強をしたい方も是非どうぞ。

 

 

マイケル・ルイス

 

1.マイケル・ルイス - フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち 

 

 

二〇〇七年のある日、ウォールストリートの二軍カナダロイヤル銀行のブラッド・カツヤマは、さっきまで画面にあった売り注文が、買いのボタンを押すと、蜃気楼のように消えてしまうことに気がついた。その謎をとこうとパズルのピースをあわせて見えてきたのは、コンピュータ化された市場で常態化した巨大な八百長、ミリ秒、マイクロ秒、そしてナノ秒のしのぎを削って私たちを先回りするフラッシュ・ボーイズの姿だった。唖然、呆然、これでは一般投資家は絶対に勝てない。

 

原書(英語版)は以下。

Flash Boys

 

 

2.マイケル・ルイス - 世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち

 

 

世界中が、アメリカ発の住宅好況に酔っていた2000年代半ば、そのまやかしを見抜き、世界経済が破綻する方に賭けた男達がいた。投資銀行、格付機関、米政府の裏をかき、彼らはいかに世紀の空売りと呼ばれる大相場をはったのか。『マネー・ボール』の著者マイケル・ルイスが世界同時金融危機の実相を描く痛快NF。

 

原書(英語版)は以下。 

The Big Short: Inside the Doomsday Machine

 

 


スポンサーリンク

 


  

 

ジェフリー・アーチャー

 

3.ジェフリー・アーチャー - 百万ドルをとり返せ!

 

 

 

 

大物詐欺師で富豪のハーヴェイ・メトカーフの策略により、北海油田幽霊会社の株を買わされ、合計百万ドルを巻きあげられて無一文になった四人の男たち。天才的数学教授を中心に医者、画商、貴族が専門を生かしたプランを持ちより、頭脳のかぎりを尽くして展開する絶妙華麗、痛快無比の奪回作戦。新機軸のエンターテインメントとして話題を呼ぶ“コン・ゲーム小説”の傑作。

 

原書(英語版)は以下。

Not a Penny More, Not a Penny Less

 

 

4.ジェフリー・アーチャー - ケインとアベル

 

 

 

 

1906年ポーランドの片田舎で私生児として生れたヴワデクは、極貧の猟師に引きとられた。時を同じくしてボストンの名門ケイン家に生れたウィリアムは、祝福された人生を歩み始めた。ドイツの侵攻で祖国も肉親も失ったヴワデクは、数奇な放浪の旅の果て、無一文の移民としてアメリカに辿りつき、アベルと改名した。「三作目が勝負」と明言した著者が、満を持して発表する大作。

 

原書(英語版)は以下。

Kane and Abel

 

 

 

エリヤフ・ゴールドラット

 

5.エリヤフ・ゴールドラット - ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

 

 

 

機械メーカーの工場長である主人公のアレックス・ロゴを中心に繰り広げられる工場の業務改善プロセスを主題にした小説。通常、アメリカでベストセラーとなったビジネス書は、すぐに日本語に翻訳されるものだが、本書は世界で250万部売れたにもかかわらず、17年もの間日本での出版だけが認められなかった。いわば「幻の名著」である。 長引く経営の悪化、工場閉鎖までたった3か月の猶予期間、多忙な日々のなかないがしろにしてきた妻との離婚の危機…。アレックスは、あまりの危機的状況にすっかり意気消沈していた。その前に、モデルは著者と目される恩師、ジョナが現れ、彼にアドバイスを与える。工場を救うために業務改善に挑む登場人物の苦悩や目標達成の興奮が伝わってきて、ビジネスの醍醐味を感じさせるストーリーだ。 本書は小説ではあるが、その内容は恐ろしいほど実践的で、会計情報の正しい見方や落とし穴、「効率化」の陰に隠された諸問題を浮き彫りにする。魅力的なストーリーの中に複雑な業務改善のノウハウがわかりやすい形で盛り込まれており、ビジネスパーソンやマネジャー必読の内容である。 また本書は、問題解決にあたってはゴールを共有し、信念を貫くことが重要であること、数字の陰に隠された実態を見抜くことの重要性、情報共有化の意義など、経営において重要な示唆も与えてくれる。 本書が長い間日本で出版されなかった理由については、「解説」で著者エリヤフ・ゴールドラットのコメントが引用されている。それによると、「日本人は、部分最適の改善にかけては世界で超一級だ。その日本人に『ザ・ゴール』に書いたような全体最適化の手法を教えてしまったら、貿易摩擦が再燃して世界経済が大混乱に陥る」というのが出版を拒否し続けた理由らしい。 本気か冗談か知らないが、いずれにしろ、アメリカが出し惜しみするほどの名著を日本語でも読めるというのは非常に喜ばしいことである。(土井英司)

 

原書(英語版)は以下。

The Goal: A Process of Ongoing Improvement

 

 

6.エリヤフ・ゴールドラット - クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?

 

 

 

ベストセラー『ザ・ゴール』に続くゴールドラット博士によるシリーズ待望の4作目。テーマはTOCによるプロジェクトマネジメントである。 本書でも一連の作品と同様に、既存の手法が通じない経営問題に直面する主人公がTOCに出あい劇的な成果をあげるという、「コストワールド」から「スループットワールド」への転換を興味深く描き出している。その「世界」を体験させてくれる大きな役割を果たすのが、定番の小説スタイルといえよう。 ストーリーは、大学のエグゼクティブMBAのクラスを舞台に繰り広げられる。主人公の教授と、各業界から現行のプロジェクトの納期短縮といった使命を帯びて集まったプロジェクト・リーダーらが、議論を戦わせながら現実的なソリューションを求めていく。 プロジェクトの問題点はここで総ざらいされる。納期直前まで作業を始めない「学生症候群」、結局は無駄になる「セーフティー(時間的余裕)」、あるいはクリティカルパス以外の作業の開始時期、プロジェクトの評価基準などだ。TOCはそれらを見事に解決するが、同時に、クリティカルパスの変化やマルチタスク(掛け持ち作業)による人的リソース不足といった実行段階の問題を解く新たな視点も要請する。それが「クリティカルチェーン」である。 謎解きのような展開にはやや焦らされるが、具体的な事例をもとにプロジェクトマネジメントの基本を順に追うことができるのはよいトレーニングになる。エッセンスがつまった部分としては、取引先との納期の交渉シーンなどが見ものである。読者を限定しない1冊で、これでTOCはさらに浸透するだろう。(棚上 勉)

 

原書(英語版)は以下。

Critical Chain: A Business Novel

 

 

 

デイル・ドーテン

  

7.デイル・ドーテン - 仕事は楽しいかね?

 

 

出張の帰りに、大雪のため一昼夜空港のロビーに足止めされた「私」。そこで出会ったある老人に、つい仕事で鬱積(うっせき)した感情をぶつけてしまう。老人は実は、企業トップがアドバイスをほしがるほどの高名な実業家。その含蓄ある言葉に「私」はしだいに仕事観を揺さぶられていく。 本書は、将来への希望もなく日々仕事に追われる主人公が、老人のアドバイスに自己変革のアイデアを見いだしていく物語である。それは、唐突に繰り出される老人の言葉とそれを問いただす「私」の会話で展開していく。たとえば老人は「目標を立てるな」という。「私」は、目標がなければ進歩の度合いが測れず、軌道修正もできないと反論する。しかし老人は、斬新なアイデアや商品がなぜ誕生したかを説き明かし、それらが目前の課題に集中した結果であることを指摘。また、世の中は自分が目標を達成するまで待ってはくれないとも言う。そして「遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る」「明日は今日と違う自分になる、だよ」などのアドバイスをおくる。 試すこと、日々変化が必要であること、偶然を見落としていること…。本書のこうしたメッセージは特別なものではないが、それを痛切に感じさせる語り口が独特である。「多くの人は他人を凌駕する人材になろうとしているけど、それを他人と同じような人間になることで達成しようとしている」などは、自分を振り返らせるのに十分である。 物語仕立てのビジネス啓発書としては「短編」の部類に入る本書。シンプルながら味わいのある1冊である。(棚上 勉)

 

 原書(英語版)は以下。

The Max Strategy: How A Buisnessman Got Stuck At An Airport...

 

 

 

ロバート・キヨサキ

 

8.ロバート・キヨサキ - 金持ち父さん貧乏父さん

 

 

 

パーソナルファイナンス専門の作家で大学講師でもあるロバート・キヨサキが、全く違うタイプである2人の人物の影響を受けて構築した、ユニークな経済論を展開している。1人は高学歴なのに収入が不安定な彼自身の父親、そしてもう1人は親友の父親で、13才のとき学校を中退した億万長者である。彼の「貧乏人のパパ」は一生のあいだ金銭問題に悩まされ、ついには家庭生活崩壊の憂き目をみる(立派な人物ではあるが、週払いの小切手では家計が潤うことは1度もなかった)。一方、「お金持ちのパパ」はそれとは全く対照的な人生を謳歌することとなる(「金のために働く下層・中産階級」が「自分のために使う金には困らないお金持ち」になったのだ)。この教訓を肝に銘じていた筆者は、47才で仕事をリタイアすることができた。コンサルタント公認会計士シャロン L. レクターとの共著である本書では、彼とお金との関わりあいを支えてきた哲学が披露されている。 筆者の言い分が延々と続くのにはうんざりさせられるが、それでもなお、学校教育では絶対教えてくれない「経済面でのリテラシー」の必要性を主張する本書は説得力がある。変わりばえのしない仕事を極めることよりも、収入を元手に資産を賢く殖やすことの方が、最終的には必ず人生に富をもたらすという主義に基づき、仕事に見切りをつけるための資産を得るにはどうしたらよいかを教えてくれる。

 

原書(英語版)は以下。 

Rich Dad Poor Dad (English Edition)

 

 

 

ジョージ・サミュエル・クレイソン

 

9.ジョージ・サミュエル・クレイソン - バビロンの大金持ち The Richest Man in Babylon

 

 

幸せのつかみ方、お金のふやし方がわかる感動の物語!半世紀以上にわたり世界で読み継がれる成功哲学の名著。 

 

原書(英語版)は以下。

The Richest Man in Babylon (English Edition)

 

 

 

ナシム・ニコラス・タレブ

 

10.ナシム・ニコラス・タレブ - ブラック・スワン―不確実性とリスクの本質

 

 

 

歴史、哲学、心理学、経済学、数学の世界を自由自在に駆けめぐり、人間の頭脳と思考の限界と、その根本的な欠陥を解き明かす超話題作。

 

 原書(英語版)は以下。

The Black Swan: Second Edition: The Impact of the Highly Improbable Fragility" (Incerto)

 

 

 

アリス・シュローダー

 

11.アリス・シュローダー - スノーボール ウォーレン・バフェット伝

 

 

 

世界で最も有名な投資会社バークシャー・ハザウェイの会長兼CEOにして、世界で最も尊敬される大投資家ウォーレン・バフェット。その知られざる生活、価値観、投資戦略、そして後継者とは?自伝を書かないと公言してきたバフェットがただ一人信頼した著者に執筆を許可し、5年以上の歳月をかけた決定版伝記。偉大なる投資家が人生とビジネスをあますところなく語った全米大ベストセラー。

 

 原書(英語版)は以下。 

The Snowball: Warren Buffett and the Business of Life

 

 

 

ポール・アードマン

 

12.ポール・アードマン - 無法投機

 

 

米連邦準備制度理事会(FRB)前議長のチャールズ・ブラックは、国際会議出席のためスイスに到着するや突然、逮捕された。容疑は身に覚えのないインサイダー取引。罪が確定すれば、重労働30年の刑に相当する!顧問弁護士、合衆国政府の助けも得られず、絶対絶命となったブラック。果して、彼をはめたのは誰なのか―?国際金融の裏を知り尽くした男の筆になる痛快サスペンス。

 

 原書(英語版)は以下。

The Set-Up

 

 

 

ウィリアム・パウンドストーン

 

13.ウィリアム・パウンドストーン - 天才数学者はこう賭ける―誰も語らなかった株とギャンブルの話

 

 

大勝ちの歓びを一度でも味わいたい!株・債券から競馬・ルーレット・カードまで、あらゆる投資に必勝のセオリーを知っていたらどうなるか。確率・統計学そして金融工学に熟知した天才的頭脳が、場に臨んで打って出る必勝の手とは。誰もが知りたい、幸運の法則と究極の資産運用を開示する―。

 

 原書(英語版)は以下。

Fortune's Formula: The Untold Story of the Scientific Betting System That Beat the Casinos and Wall Street

 

 

ピーター・バーンスタイン

 

14.ピーター・バーンスタイン - リスク―神々への反逆

 

 

人類は神々に逆らってリスクの謎に挑み、やがて科学やビジネスのあり方を一変させてきた…。一賭博師からノーベル賞学者まで、リスクに闘いを挑んだ歴史上の天才・異才たちの驚くべきドラマを壮大なスケールで再現した全米ベストセラー、待望の文庫化。

 

 原書(英語版)は以下。

Against the Gods: The Remarkable Story of Risk

 

 

スコット・パタースン

  

15.スコット・パタースン - ザ・クオンツ 世界経済を破壊した天才たち

 

 

ウォールストリートの食物連鎖の頂点に君臨する「クオンツ」と呼ばれる天才数学者たち。彼らは、平凡な人間には解読不能な微分学、量子物理学、応用幾何学を駆使して金融商品の値動きを分析し、莫大な利益を上げてきた。だが、彼らの開発した数々のデリバティブ(金融派生商品)や数理モデルは、史上最大の金融崩壊の引き金となってしまう。天才たちはどこで何を間違えたのか―。ウォールストリートの内幕を暴く驚愕のノンフィクション。NYタイムズ・ベストセラー。

 

 原書(英語版)は以下。

The Quants: How a New Breed of Math Whizzes Conquered Wall Street and Nearly Destroyed It

 

 

 

関連エントリー

nomoneynofreedom.hatenablog.com

 

nomoneynofreedom.hatenablog.com

 

nomoneynofreedom.hatenablog.com

 

 

 

follow us in feedly


スポンサーリンク