気になる金融ニュース:原油価格下落とロシアルーブル・新興国通貨下落
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原油価格下落、ロシアルーブル下落、新興国通貨下落に関して気になったニュースメモ。
ルーブルが炎上中 ロシア中銀は政策金利を一気に17%へ! - Market Hack
ロシア中銀が政策金利をこれまでの10.5%から一気に17%へ。ルーブルは年初来、50%近くも下落。ロシア企業の多くがドル建てで借金しており、ルーブルの下落は借金の増加を意味する。そして他の新興国の中で危ないのがブラジル。国営石油会社ベトロブラスが特に借金が非常に多く、下手するとデフォルトしかねない危ない状況。ブラジル・レアル建ての投資信託など持っている方はいち早く逃げたほうがいい。
原油価格下落が世界金融危機の引き金に?次の主役はジャンク債 囁かれる米国経済「大爆発」の危険性
リーマンショック後の低金利で運用に苦しむ投資家たちが購入したのが、高リスクだが利回りの高いジャンク債。ジャンク債市場の規模は直近の7年間で2倍となり、2兆ドルに急膨張。エネルギー企業はリーマンショック後の金融緩和の下、ジャンク債市場で多額の資金を調達し、シェール分野などの開発を手がけてきた。10月末時点でエネルギー企業が発行するジャンク債の総額は2972億ドルで、5年前の約3倍の規模。10年前は4%に過ぎなかった市場全体のシェアは16%にまでに急拡大。原油価格の急落原油価格が1バレル当たり65ドルを割り込み、今後3年間その水準にとどまれば、エネルギー関連のジャンク債の最大40%が今後数年間でデフォルトを起こす可能性がある。「原油価格の急落」→「ジャンク債バブルの崩壊」→「米株式市場の急落」→「世界規模の景気後退」→「原油価格のさらなる急落」→「中東地域の地政学的リスクの上昇」という負の連鎖。
資源国通貨が急落 ロシア、金利17%へ大幅引き上げ :日本経済新聞
資源国の通貨が軒並み下落。ロシアは、通貨ルーブルの価値を守るために政策金利を年10.5%から17.0%へと大幅に引き上げ。市場全体に動揺が広がっている。
ルーブル 利上げ後も下落食い止められず NHKニュース
ロシア中央銀行は、通貨安に歯止めをかけるため、政策金利を10.5%から17%へ大幅に引き上げ。通貨ルーブルはその後も売られ、一時1ドル=74ルーブル台となり、ことし初めに比べて50%以上安くなり、下落を食い止められず。ロシアの主要な株価指数RTSは一時14%余り値下がり。 さらに、債券市場でもロシア国債が売られ、10年物国債の利回りは15%を超え、およそ5年8か月ぶりの高い水準。ロシアは通貨、株、国債が同時に売り込まれるトリプル安状態。
パニック的な売りを浴びる新興国 タイ株ザラバ9%急落、ルーブル急落などで通貨危機不安が再燃 - Market Hack
アメリカが政策金利を引き上げようとする局面では、新興国から投資資金引き揚げがおきる。外貨準備のバッファーという点では、タイやインドネシアも、ロシアやブラジルですら、今回は98年危機に比べ問題ない状況。外貨準備で心配な国は、エジプト、ベトナム、ミャンマー。ブラジル、ロシアなどの問題は政府ではなく、企業の借入。ペトロブラス1社だけで1000億ドル近い借入、ロシアのロスネフチも450億ドル近い借入がある。
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